ひんやりとした空気
真っ暗な空間
きしむドア

まんなかに横たわって
目をとじる

わたしの声は
くぐもるばかり

もういいよ・・・
もういいよ・・・

        (場所で十のお題 4.地下室)

 
のぼっているのか
おりているのか
今どこにいるのか

わたしには
もうわからない

わたしのなかの
螺旋階段

わたしを導く
あなたの声も
螺旋に反射して
どこからくるのか
わからない

ぐるぐるまわり続けて
わたしはどこへ辿り着くのか

 
          (場所で十のお題 3.階段)

 
まっしろな壁
まっしろなシーツ
殺菌のにおい

この空間で黒は
あたしだけ

あたしの黒は
ここでシロに塗り替えられる

あたしは許されないほど
異質なのだろうか・・・

 
         (場所で十のお題 2.病室)

 
ひろくて
大好きな絵本やおもちゃが
いっぱいあって
おいしい食べ物がでてきて
ふかふかのベッドで
ぐっすり眠れる

朝のひざしが
窓からさしこむ
昼のぽかぽかした日向で
ふわりふわりと昼寝をする
夜は明かりを消して
空いっぱいの星を見上げる

そんなステキなお城で
ずっとすごしてきた
いつまでもいつまでも
そこにいられると
思っていた

でも
それは与えてもらったお城

これからは
あなたといっしょに
世界にたったひとつ
わたしたちだけのお城を
つくっていこうね

 
       (場所で十のお題 1.お城)

 

転色

2006年8月7日 あなたへ
色がかわる
わたしの色がかわる

いままでしらなかった色に
わたしがかわってゆく

わたしをかえるのはだれ?

そう

ほかでもない
あなただけ


        初出[2006年01月22日(日)]

 
わたしのこの手は
だれかとつながっているのだろうか

わたしのこの声は
だれかにとどいているのだろうか

わたしのこの耳は
だれかの想いを聴いているのだろうか

胸の奥から
わたしの聞こえない叫び声が
ひびく

あなたがそばにいるという
ゆるぎない感覚が
おとずれるとき

ひとずじの光が
こぼれおちて
わたしをみちびいてくれる


       初出[2005年10月01日(土)]

 
深紅の海に溺れる
手も足もうごかない

このまま
このまま
ずっとずっと
この海の底まで。。。

目を閉じて
からだの重みに
まかせて

きっと
わたしは
今のなにかから
解放される。。。

深紅が漆黒へ
かわるところまで。。。

       初出[2005年09月22日(木)]

 

目標

2006年8月2日 あなたから
あなたのかげなえのない軌跡から
生まれる言葉

まっすぐにわたしに届く
わたしのこころを揺さぶる

あなたのように
わたしもなりたい

だけど

いまのわたしには
まだむり
むりでももがいてる
むりだから必死なんだ

そこんとこわかってね

いつか
あなたに並びたい
きっとあなたは
いつもわたしの前を歩いているだろうから


         初出[2005年08月30日(火)]

 

源 

2006年8月1日 きみへ
葉をひろげて
茎をのばして
この身をおおきく

さまざまな昆虫を
あつめて
いのちをあたえる

つよい陽射しをうけて
さらにつよくならん
ぼくらの生命力を
こころに叩きこめ!


       初出[2005年08月01日(月)]

 
ときどきふとした拍子に
よみがえってくる
「青い思い出」

「青い」っていう色に
いろんな連想をするのだろうけれど

わたしはいつも
青りんご
のイメージ

別に
澄み切った青空でも
視界に広がる海でも
よさそうなものなのに

思い出すと
口に青りんごの味が
広がる気がするのは
なぜだろう

なんでこんなこと思い出したのかな、と
なんとも言えない
微笑が思わずこぼれる


         初出[2005年07月28日(木)]

 
いつのまにか
ロックからバラードになった

気がついたら
サスペンスより恋愛小説を
読んでいた

ひとりの時間を
すこしのお酒といっしょに
楽しめるようになった

確実に
年を経てるって
ことなのかな

そんなわたしを
ちょっとだけ
好きになってる
自分がいる


       初出[2005年06月03日(金)]

 

あこがれ

2006年7月22日 あなたへ
迷っても苦しくても
じぶんの気持ちに
まっすぐで
いさぎよくて

かっこいいよ

そんなあなたを
ずっと
みていたい


     初出[2005年05月26日(木)]

 
自分の居場所は
自分で見つけなくっちゃね。

いっしょにいたい仲間は
きもちにすなおに
大切にしたいよね。


      初出[2005年05月18日(水)]

 
ひとりでは探せない
ひとりでは勇気がでない
ひとりではわからない

自分のことなんて
そんなもの

あたらしい道しるべ
一歩ふみだしてみようかなっていういきおい
たわいのないおしゃべりのなかで
あなたがくれる

ありがとね


        初出[2005年04月20日(水)]

 
からだを血がめぐる感じがする
足に地面のかたさを感じる
顔に風がながれる

ただきもちいい

自分のすべてを感覚にして
まわりをとりこんでいく

すっごくきもちいい

欲を言えば
となりにあなたがいる
感覚がほしかったかな


       初出[2005年04月17日(日)]

 
じぶんのきもちが
ことばにならない

あなたのはなしを
聞くことで
ごまかしてる

はなすことが
見つからない
はなしていたいのに

沈黙が
わたしを焦らせる

あなたから
聞いてくれたら
はなせるかもしれないのに

なんて
わたしのなかに
ことばがないのに
おもってみたりする

なんか
さみしい。。。

        初出[2005年04月13日(水)]

 
やわらかな光のなかで
おだやかな踊りを
たのしもう

そよぐ風にのせて
かろやかに唱を
うたおう

きこえてくる
自然の音色に
みみを澄ませて

ぼくらのリズムを
織りなそう

きみからきみへと
ひろがって
ぼくらはおおきく包まれるんだ


       初出[2005年04月11日(月)]

 

笑う

2006年7月12日 きみへ
なんにも難しいこと
かんがえることないよ

ただ
くちをあけて
こえをだして
てをたたいて
からだをゆすって

あれこれ言ってないで
満喫すればいいじゃない

からだのなかが
すっとするよ


        初出[2005年04月10日(日)]

 

ねむる

2006年7月11日 ココロの景色
ねむりにつき
めを覚ます

いつのまにか
空白のせかいへ
つれこまれ
そして
感覚のせかいへ
もどってくる

おしえられた覚えはないのに
くりかえし
破綻をきたしたときに
くるしくなる

とすると
空白のせかいへの旅は
わたしにとって
逃げ場
なのか

すべてを遮断する
シェルター、か


      初出[2005年04月06日(水)]

 

点火剤 

2006年7月10日 きみへ
うごきだすためには
やる気だけじゃない
なにかがいるときがあるね

こころに点火する
なにかが

迷って悩んで
どうしても
一歩がでないときは
きみのなかに
足りないなにかが
あるんだ

待ってみようよ
探してみようよ
それが点火剤に
なるかもしれないからさ

         初出[2005年04月01日(金)]

 

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